おどろく
顔見知りのコーギーが去年11月に天国に旅立っていた。それを今日知ったのだけど、なんでかつい最近まで見かけてた気がしてならない。最近、朝、あの子を見かけた気がしてたのに・・・。時のスピードなのか、記憶のすり替えなのか。コーギーの飼い主の奥さんが子犬のトイプーを抱いていたので、ご挨拶したらそんな話だったのだけど。話してるうちに奥さんが泣いてしまうんじゃないかって、ちょっとハラハラしたわ。ハラハラしながらも50歳は超えてるだろう奥さんの内側に綺麗に巻かれた髪や、家にいるだけなのにきちんとメイクされている顔を見て、この人が泣いたら男はほっとかなかっただろうなあとかそんなこと考えた。そんな可愛げのある女に人になりたかったわ。オムツみたいなサルエルはきながらそう思った。奥さんはきっとサルエルなんてはかない人種だと思うわ。おそらくピンクのツインニットね。
なんだかちょっと寂しいわ。てっきり元気だとばかり思ってたから。天国で元気で暮らしてればいいわね。
星に願いを
札幌あたった。うれしいうれしいうれしい。またあの子に会える。あの子達に。でんぐりがえって飛び跳ねて神様ありがとうってキスしてあげる。だからお願い。みんなで行かせてください。あの子を少しでも元気にしてあげたいの。
手帳は持たない
年末も押し迫ってくると、手帳コーナーが幅をきかせてくるね。手帳を持っている人ってどれくらいいるのかしら？10人いたら何人くらい持っているのかしら？かくいう私は手帳持たない人間なのです。ならば携帯のスケジュールを使っているかと言えばそれもノー。大抵頭で覚えておける量のスケジュールしかないっていうちょっぴり残念な理由なんだけども。あとモノを色々持ち歩くのが好きくない。出来るなら手ぶらで出かけたいくらい。そもそも手帳に書き留めておかなくちゃ忘れてしまうようなことはたぶんそんなに必要なことじゃないのだと思うわ。生きていく中で絶対忘れちゃいけないことなんて、そんなにたくさんあるとは思えないのだけどどうなんだろう。逆に手帳にたくさん書き留めることがある人はきっと色々小さなことも大事に思える人なんだろうね。そこだ。そこだわ。私の生き方が雑なのかもしれないわきっと。でも手帳はこの先もきっと持たないと思う。なるべくモノも記憶も無駄を作りたくないなあ。本当に大切なものだけ持っていたい。
くろねこのこ
帰り道時々会う黒猫が今日もいた。だいたいいつも同じ場所で静かに座ってぼんやりしてるのだけど、気づいて自転車とめると“ニャ”って小さく鳴くのすごくかわいい。撫でると擦り寄ってくるので永遠に撫でくりまわしてたい。うちの犬はがっしりしてる子なのでねこみたいにフニャフニャしてるの触ると気持ちよい。撫でてる時じーっと顔見られてなんだかドキドキしたわ。黒猫と言って思い浮かぶことはもうアレが全てになってしまったのかしらね。飼いたいわねあの黒猫の子。
そう言えば昔よく実家の網戸に野良の黒猫が張り付いていたわ。不思議な子だったわ。わたしが昼間寝てると母親が「お客さん（黒猫）来てるわよ」って教えてくれたっけ。お客さんて・・・。野良なのに人懐っこい子だったわ。あるとき寝てたら急に胸がズシンと重くなったのでびっくりして目開けたら黒猫が胸の上で丸くなってたのよね。わたし近いうちに死ぬんじゃないかって一瞬本気で考えたわ。いつの間にか家にもこなくなっちゃったけど。そしてわたしはこうしてピンピンしてるけど。
夢/売/る/ふ/た/り
3連休中日。北/の/丸/公/園でピクニックの予定があいにくの雨。3連休はずっと晴れると言っていたのになあ。なので急遽予定を変更して映画を観に行った。夢/売/る/ふ/た/り観た。お松さんがすごかったわ。女だったら絶対見られたくない描写が盛り込まれてて、なんかいたたまれないって言うか気まずいって言うかお松さんよくぞそこまで・・・！だった。夫婦というか男女の生々しさが結構全面に出てて、これ付き合いたてのカップルとかにはすげえ気まずい映画だったんじゃないかしら。それにしても女って何かを吹っ切って決心したらエグいこと平気で出来る生き物なんだってよーくわかったわ。でもそれが結果夫婦としての結びつきを逆に固くしていたのかもしれない。とってもいい夫婦だったもの。最後のお松さんの顔、あれ諦めてない顔よ絶対に。あとは、サ/ダ/ヲに騙される女たちの心情がわかってしまうとこが自分的に切なかったわね。じつに女の監督らしいなあと思った。この映画の気に入ったところの一つとしてキスシーンが一度もないところが良かったわ。セッ/ク/ス/シーンは何度かあるのに。キスがあるとそこに情が付随しちゃう感じがするもの。それやられたら途端にお松さんが不憫に思えてしまいそうだからキスなくて正解だったなあと思ってる。
フレンチランチ
昼からシェ/マ/ツ/オで高級なお酒飲んで高級なもの食べたわ。しかも会社のお金で。自分のお財布痛くないから尚更美味しく感じるわね。実際ものすごく美味しかったもの。自分では絶対にチョイスしないお店っていうか高くて行けないわー。出てくる料理全部まつもとじゅんだったよ。つまりビジュアル完璧で食べても完璧でそしてとても女子に喜ばれる感じ。フランス料理でまつもとさん感じられるとは骨の髄までビョウキだわ。金曜午前中だけ働いて午後はこんな風に過ごす。なんて有閑マダムなのかしら。結婚してないけど。そもそも金曜に働くなんて意味あるのかね？でもこれで金曜が公休になったら今度は木曜に働く意味あるの？って言い出すわわたし。うん絶対言い出すわ。
メニュー表紙 シャガールかと思いきやどうやら違う人のもよう
海の幸の柑橘風味のジュレ
アスパラガスの茶碗蒸し的なもの
真鯛のパリパリの皮包み
牛フィレ肉といも
バジルのシャーベット、ラム酒が染み込んだカヌレ、パッションフルーツのプリンもどき
一口サイズの焼き菓子
本当にどれもこれもおいしかったわ。肉はやっぱり牛なのね。牛フィレが当然のようにドヤ顔してた。あとメニューの名前が長いししらない用語だらけ。マルブル、ヴルーテ、パートフィロ、パスティスなんのこっちゃ。最終的にうまかったから気にしてないけど。
