ダルイ

あの子が旅立ってから2週間ちょっと。私は普通に暮らしている。会社にも毎日行き、ごはんも食べて、友達とも会っている。テレビを見て笑い、離婚する友達の愚痴を聞いたり、少し部屋の模様替えをしたり、粛々と毎日を送っている。でも、どこか上の空。

週末、あの子のお布団とおトイレとサークルを片付けた。あの子が約7年くらいいた場所は何もなくなってしまった。こうして、目に見えるかたちで、一個一個あの子の痕跡がなくなっていく。無の境地になってやらないといつまでたっても片付けられなかっただろうね。無意識の時にあの子が生きてた時と同じような行動をとってしまうことが時々あって、もうそれはなんていうか、体に染み付いたくせみたいなもんで、それにハッとなって、だんだん沈んでいくというターンになっているらしい。時間がたつとともに、どうして死んじゃったんだろう・・・ってとりとめないことばかり考えるようになってしまった。むーんどうしたもんか。これ考えだしたら無限ループだよ。母親は、犬もあなたも一生懸命やったじゃないと言っていたけど、結局死んでしまったら、一生懸命やったことなんて何の意味もないわってぼんやり思ってしまう。愛犬は頑張った。それは認める。あれ以上はムリだった。自分もやれるだけ手を尽くした。けど、一生懸命やったってことを逃げ道にしたら自分だけ楽になってしまう気がするのよ。それがすごく嫌なのね。もうほんと自分のことなんて1mmも認められんわ。書く事で気持ち吐き出したら少しは落ち着くかと思ったのだけど、書いてる内容鬱すぎて逆によくない気がしてきたんだけどどうしたら。何にもしなくていい日がとりあえず1ヶ月くらい欲しいわ。疲れたよパトラッシュ。