一回寝て考えよう

最近映画館で見る映画といえばJの映画ばかりかもしれないな。確実に前より映画館に足を運ぶ回数が減った。試写会のチケット交換できなくなったのも結構な原因かもしれない。あれすげーいいシステムだったんだけどなあ。自分の中でめっちゃ映画が熱かったときはウィークデー毎日試写会に行ってたな。もう映画が観たいと言うよりは本数重ねるのが面白くなっちゃったってとこはあったけど。ファイリングしたフライヤー見ても内容さっぱり思い出せないのもあるし。でもそういう観方割とあってんじゃないかと思うのだけど。そんだけたくさん観ても残るのは1回しか観てなくても強烈に印象付けられてる気がする。自分の好き嫌いが結構しっかり選り分けられるなぁと。そうやって分かれた「好き」なほうの映画のタイプがバラバラなようでいて考えてみると根っこの部分は一緒かもってのが多い。
奇跡の海」は昔一度観たっきり。なんともまあ救いようのない話で後味の悪さったらないのだけど、なぜが好きだ。主人公の報われなさっぷりがはんぱない。こんなひどい人生ありなのか?って思うけどひどいと思ってるのは受け手の感想で、中の人はすごく幸せそうだったもの。何が幸せかなんて誰にも推し量ることなんかできないなんてすごく当たり前のことを今更思ったのは、会社の子にヘルタースケルターを借りて読んだからだ。凄まじくひどい話*1。でもその凄まじくひどい話(というか状況設定に)にあらしを重ね合わせてしまったために*2今とんでもなく重い気持ちになってしまった。その重い気持ちを一回アウトプットして冷静に読んでみようと思って書いたけど、自分で引くくらい重かったので完全にお蔵入りです。このワイルドな気持ち一回寝たらマイルドになるかしら。

*1:だけで片付けられないけど

*2:主人公のりりことは全く似ても似つかないけど